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自我ではもうどうしようもないものにはらの底から突き動かされてもうどうしようもなくなるときがある この衝動の正体と一体化すること、が、いまもわたしが生きることを選んでいる理由である 物心がついた瞬間の記憶がある あの瞬間、わたしは女で在った 自己を認識する以前に、己の肉体が保有する女性たる器を認識したあの瞬間に、わたしが存在する以前から存在していたわたしからわたしへの継承が行われたのだとおもう わたしは帰りたい 帰りたい帰りたいと泣く 返したい返したいと泣く ああ、生きなくてはならない 彼女になるまでは